北陸

越前海岸 夕陽と水仙

海の夕陽と舟

ザ・金曜ロードショー!な夕陽。

「金曜ロードショーな夕陽」と人が言う。夕陽の照り返しできらめく海のオレンジ色が暖かい。 オレンジ色の夕陽に照らされた舟が心地よさげ。日本海は鉛色の海と荒波のイメージがあるが、ふだんはこんなおだやかな海なのだ。 岩の上で釣りをする人。この人はどうやって岩場に辿り着いたのだろう? 独特な形をした岩のシルエットもまた美しい。 ザバーン!まるで東映映画のオープニングシーンのような波しぶき。浸食した岩の造形は見事。このときはまだ重油流出事故の跡が残っていたようだ。 越前海岸の水仙は、このように見おろすと足がすくむような急な斜面に咲いている。海からの強風と、降り続いた雪に倒されながらも懸命に咲く水仙の力強さには心を打たれる。。 あちらこちらの畑で静かに群生する水仙。越前水仙は小さな花が一本の茎にたくさん咲き香りの高い品種。 「可憐」この言葉が似合う小さな花。寒い中に凛として咲いている。うつむき加減の可憐な花の姿が愛される。 切り立つ崖から日本海の荒波をバックに。撮影もちょっとこわごわでありました。 波の華がたつ冬の日本海の荒波は、福井の冬の厳しさを物語っている。その荒波を見据えて咲く水仙の姿は美しい。 仙畑を撮っていると、農家のお母ちゃんが摘みたての水仙の花束を小脇に抱えて歩いてきた。照れながらも写真撮影に応じてくれた。摘まれた花は越廼村〜河野村にかけての道路沿いで販売している。数人のカメラマンに囲まれて照れた表情が可愛い。