犬島にいきたい。

2006年8月、「犬島に行きたい」と友人から誘われていってみた。
アート拠点として一躍有名になる前の話だ。

精錬所跡 精錬所跡


真夏ということもあって、そこは「廃墟」と「リゾート」が背中合わせに同居する場所だった。
金網の向こうは海水浴場、後ろは人の気配のない精錬所跡がひっそりと残っていた。
島のいたるところに猫がのんびりとごろ寝。
「犬島」というより「猫島」では?と思わわれる雰囲気。
在りし日の面影を残しつつ、ひっそりとこんな煙突が残されている。

朽ち果てた煙突 朽ち果てた煙突

平成20年4月27日に、財団法人直島福武美術館財団による犬島アートプロジェクト「精錬所」が開館し、いまではすっかりにぎやかになった様子。
あの頃とは雰囲気が変わっているんだろうけど、また行ってみたいなと思う。

犬島について
自然エネルギーを活用して建設された銅の精錬所の煙突群。
1909年(明治42年)から1919年(大正8年)まで島の東南部で銅の精錬を行っていた。
精錬所の遺構として、朽ち果てたレンガ積みの煙突が数本残り、島のシンボルとなっている。
2007年に近代文化遺産に認定された。
2008年に「犬島アートプロジェクト「精錬所」」がオープン。
建築・現代アート・近代化産業遺産の銅精錬所跡地を一般公開。
2010年には瀬戸内国際芸術祭の開催地にもなった。

廃墟好きにはたまらない侘び寂び感。
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島の名前は犬島だが実は猫だらけ。ねこパラダイス
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