それは「甘え」なんだ

最近「いいな」と思った記事を2つ。

「まぁ、こんなこと言ってもね」と思いながらもつい口から出てしまう愚痴。
問題の背景がわかる関係者に話してしまうと、その人が親切な人であればあるほど「私は困ってる。なんとかして欲しい」という訴えとなってしまう。

その結果、相手の方は改善要望として受け取り、どうにか解決してあげようと一生懸命動いてくれることとなる。

時々、どうしたらいいのか迷うことがある。

そんな時に「私はどう動けばいいですか?」と前置きしてから相談すればいいものを、いきなり悩んでいる内容から話すものだから、かなりびっくりされる。なぜそういうことが起きるのかと言うと、WEB関連の業務は多岐にわたりすぎて、規模によっては1人の能力では到底対応しきれないということが、業界の人にさえちゃんと理解されていないのだ。

たかだか20年程度の業界だから、分業体制ができてないのは仕方ないのかも知れないが、印刷業界では制作は他のセクションとは完全に切り離されていたから、良かったな、などと懐古的なことをつい考えてしまう。

すっかり脱線してしまったが、愚痴に関するこんな笑い話がある。

これは聞いた話なので当人のことは全然知らないのだけれど、嫁いだばかりのお嫁さんが夫に、同居しているお義母さんが電子レンジを使おうとするといい顔をしないので使えない、と愚痴をこぼしたところ、翌日家族で食事をしている最中に、夫が唐突にこう言ったそうだ。

「なあ、電子レンジ使わせてやってよ」

愚痴ったのがバレバレである。これではお嫁さんも立場がない。そんなことを望んでいた訳ではないのだろうが、改善を望んでいないのなら言うべきではないし、電子レンジを使いたいのなら「使わせてください」とちゃんと自分で伝えるべきだ。

つい最近、「実力不足で戦力になれず申し訳ない」と努力が足りないことへの言い訳のようなことを言って、多忙な人に気を使わせてしまい、ひどく反省した。そんな弱音を吐く時間があるなら努力しようよ。

その後の自己嫌悪によるストレスたるや相当なもので、もう凹みまくり。

そんな時に読んだのがこの記事。

愚痴を言わない人になる方法は?私も昔は言ってました

「愚痴が出る理由は、自分が一切がんばろうとせず、他人にがんばってもらおうと期待しているから」

といいう言葉に目が覚める思いだった。
もともと、愚痴がストレス解消になるとは思っていないが、ついつい自信喪失よるマイナス思考が堂々巡りをしてしまうことがある。
自信が持てないのは精一杯努力をしたと言えないと自分でわかってるからなんだよね、たぶん。
そして言い訳する自分に嫌悪を抱く。やめよう、そんなこと。何の解決にもならないもん。

才能がないから」って言う人は!武井壮の言葉にハッとする

武井壮という人は本当にすごい。そして面白い人だ。
あらためて「努力」というより、全力で邁進することが子供の頃から日常となっている人で、何をするにも徹底している。肉体構造を徹底的に研究して身体能力を鍛えたり、猛烈に勉強して学費を浮かせたり、とにかく目標に向かって突進する人。

そう、目標に到達できるまで努力すればいいんだよね。
階段を1段上がったら、次の1段。そうやって、気の遠くなるような長い階段もそのうち上がりきることができる。諦めなければ叶う。そういうこと。