薔薇とジャズと漱石と

鎌倉文学館へ

鎌倉文学館でジャズライブが開催されるという話を聞いて、いそいそと鎌倉へ。
この時期いっせいに咲く薔薇に包まれ、静かな場所に佇む風情ある洋館は街中の喧騒を忘れる別世界。心地よいジャズが流れる中、薔薇を鑑賞できる贅沢。
さらに、ちょうどそのタイミングで夏目漱石の生誕150年を記念し「漱石からの手紙 漱石への手紙」展 が開催されていたので館内に入り鑑賞する。
その後バルコニーから外を眺めてみる。特等席からの眺望は最高だった。開放感と幸せに心が躍る。

午後の光を浴びて、思い思いに空を見上げる薔薇たち。
淡いピンクのワイルドローズはとてもいい香り。

ワイルドローズとエゴの木

薔薇の原種・ワイルドローズが元気に咲き誇る姿を見ると、ハマナスを思い出す。ふと見上げると見慣れない白い花をたくさんつけた木の枝が風に吹かれて気持ちよさそうに揺れていた。

えごの木(エゴノキ科)

6~8月ごろ、下向きに白い花をつける。
食用ではないが、実はのどを刺激し、えごい(えがらっぽい)ため、この名前がついた。

【鎌倉ゆかりの偉人の句】

釣人に えごの落花も 絶えしかな  松本たかし

庭園のえごの木にかかっていた札の説明より

ひとやすみ

通りへ出て和菓子屋で一服。
ぷるっぷるのわらび餅とお茶でほっこりする。とても静かなひととき。
こういう和な感じもいいな。

2017.05.21