「脳内革命」右脳と左脳の働きについて詳しく知りたいと思って買った。ベストセラーらしい。人には本来、自分に必要な情報を適時に呼び寄せる能力があると言うが、丁度仕事の組み立て方が悪い事から連鎖的に失態を招いた時であり、ひどく落ち込んでいた時だっただけに、とても救われた気がした。
印象に残ったキーワードの一部をあげると
●「一日最低5千歩歩くことが脳細胞を守り、筋肉を落とさない」
●「歩くことが左脳を黙らせ右脳が働き知恵が湧く」
●「怒りやストレスは老化・早死にを招き、発ガン性を高めるので危険」
●「喜びは脳や体全体のすべてまで好転させ抵抗力がつく」
●「イヤな現象を意識的にプラス発想で捉えるようにすれば心と体の反応は好ましい反応に変えられる」
●「世のため人のためにならないこと、人から恨みを買うようなことをすると脳は滅びる方向へと誘導しはじめる」
●「お腹に脂肪がたまると同時に筋肉が減り脳細胞は死ぬ」
●「脳波がα波状態になると内部に眠っていた才能が動き出す」
●「左脳は生まれてから受けた刺激を全部ストックしており繰り返し刺激を受けると右脳に移り自在に引き出せるようになり、遺伝子に刻印されて永久保存(遺伝)される」
・・・と、こんなところ。左脳は理論、右脳は感性を司ると言われるが、なんと男性はほとんど左脳のみを使って話し、女性は左脳と右脳を交互に使って話すという興味深いデータもある。適性検査でも、男性は計算や論理的思考、女性は直感で判断・見分ける能力が高いという。
さて、深夜にCDを聴きながら色々とやっている。テレビをつけると集中できなくなるので11時台のニュース以降はあまり見ないことにしている。
久しぶりにCDを幾つか買ってきた。
●ホルスト「惑星」カラヤン指揮・ベルリンフィルハーモニックオーケストラ演奏
中学の時初めて聴いて以来好きな組曲。実はアナログレコードを持っているのだがCDが欲しくなり買った。アナログ版の方はプレヴィン指揮・ロンドン交響楽団のもので、こちらの方が迫力があって好きなのだ。
●アカペラ100%〜聖なる祈りのうたごえ
美しいコーラスを聴きたいと思って買ったがこれは深夜に聴くには寒かったのでまだ全部聴いていない。本当はゴスペルが聴きたかったのだが。
●究極のブルース・ギター・コレクション
ブルースの名曲オムニバス。ブルースの真髄も背景も全然知らないのだが、聴きたいのだ。ブルースが伝えられてきたバックボーンを知ったらもっとハマる気がした。
●Best of The Rc Succession 1970-1980
昨年三国ブルースストーリーに忌野清志郎がゲスト出演したステージを見て、なんと存在感のある人なのだろうと思った。以来、すっかり清志郎のファンになってしまった。「ぼくの好きな先生」と「スローバラード」が入っているということでこのアルバムを選んだ。この先生は実在するらしい。
私にとって、音楽は趣味というよりなくてはならない生活の一部ともいうべきもの。小学校の頃、叔父からもらったテープレコーダーを田圃にまで持っていって音楽を聴いている私に「ラジカセを買ってやろうか」と父が言ったあたりから始まるのだが、守備範囲は狭くて浅い。せめて好きなブラックミュージックに関して、もっと深く知りたいと思う。
かくして、休日の夜は更け、いや朝が明けると言った方が近いのか・・・。
音楽を聴きながら、写真を眺めている時が、究極の幸せだと思う。この2つは、子供の頃から変わらず、楽しく生きていくのに必要不可欠なものとなっている。
1997.6.21