後悔してはいけない

6月27日(木)に母が亡くなり、とうとう両親ともいなくなってしまった。
最初に卵巣癌が発見されてから6年半の闘病生活で入退院を繰り返し、その都度危険を宣告され続けてきたので覚悟はできていたが、反面、その都度もしかしたらと期待も寄せていた。

母が亡くなる前の数日、家族みんなに囲まれて楽しそうに笑う母の姿を連日夢で見た。最後まで苦しまずに、食べられなくなる事もなく、たくさんの身内に見守られて息を引き取った母。
父の時もそうだったが、一生を終えた後で偉大さを知り驚かされる。
母の事を思うとき、いつも一生懸命接してくれたことと、屈託のない笑顔が浮かぶ。
いろいろと悔やむことは多々あるが、安心してもらえるように、にこやかに母を送り出してあげなければならない。
今更どうにもできない事を悔やむより、これから後悔しないように精一杯生きていこうと思う。

2002.07.04

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